妊婦・子どもインフルエンザ予防接種費の補助、よくある質問Q&A
当院は清須市指定医療機関となってます。
以下の方は、清須市からのインフルエンザ予防接種費の補助(1,000円)を受けることができます。
対象者
接種当日、清須市に住民票がある以下の希望者
(1)生後6か月から18歳
(2)母子健康手帳の交付を受けている妊婦
※18歳とは、平成16年4月2日から平成17年4月1日生まれの方
補助対象となる接種期間
令和4年10月15日(土曜日)から令和5年1月31日(火曜日)
補助回数
・生後6か月から13歳未満の方は、当該年度において2回まで。
・13歳以上の方は、当該年度において1回まで。
自己負担額
接種1回あたり2,500円(清須市から1,000円の補助)。
※1回目の接種時に12歳で、2回目の接種時に13歳になっていた場合、12歳として考えて2回目の接種を行うことになります。
持ち物
・妊婦・子どもインフルエンザ予防接種費助成金交付申請書兼代理受領に関する委任状
(清須市の様式となります。必要事項を記入のうえ、ご持参ください。なお、クリニックにも用紙をご用意しておりますので、来院時に記入いただいても結構です。)
・健康保険証
・母子健康手帳
・子ども医療費受給者証
よくあるご質問Q&A 妊婦・授乳中・お子さんの皆様へ
Q.何歳から接種できますか?
A.当院では生後6か月から受け付けております。
Q.接種回数は何回ですか?
A.生後6か月~13歳未満は2回、13歳以上は1回接種を推奨しています。13歳未満のお子様の場合、1回接種では十分な免疫がつきにくく、2回接種でより高い抗体が得られるため、2回接種が推奨されています。
Q.1回目と2回目の接種間隔はどれくらい空ければいいですか?
A.原則として2~4週間程度の間隔が必要ですが、3~4週間程度の間隔を空けた方が免疫を付ける効果が高いと言われています。
Q.1回目と2回目の間隔が空きすぎてしまいました。2回目は打つ意味がありますか?
A.4週を過ぎても8週目くらいまでは2回目接種することによる効果が期待できます。できるだけ早めの接種をお勧めします。
Q.1回目の時に12歳で、2回目の時に13歳になります。2回目は打った方がいいですか?
A.1回目の時に12歳であれば、12歳として考えるため2回接種で問題ありません。2回目も清須市の補助1000円が使えます。
Q.妊娠中でも接種はできますか?
A.妊娠中の全ての時期において接種できます。妊婦さんは免疫力が低下しており重症化しやすいため、ワクチン接種が勧められています。インフルエンザワクチンは病原体の毒性をなくした不活化ワクチンであるため、胎児に悪影響を及ぼしたという報告はありません。また、妊娠後期に接種すると、産まれた赤ちゃんにもしばらく抗体が引き継がれると言われています。
Q.授乳中でも接種はできますか?
A.授乳中でも接種できます。インフルエンザワクチンは病原体の毒性をなくした不活化ワクチンであるため、母乳を介して乳児に悪影響がでることはありません。ただし、母乳を介して乳児にインフルエンザの予防効果もつきません。
Q.卵アレルギーがある場合、ワクチンは接種しない方がいいですか?
A.卵アレルギーの場合でも症状が軽ければ、接種できる場合もあります。卵で蕁麻疹や嘔吐下痢などの全身症状が出たり、アナフィラキシーを起こした事がある方、卵を完全除去している重篤なアレルギーの方は当院では接種を控えさせていただいています。接種を希望される方は皮内テストが実施でき、アレルギー反応が出現した際に対応のできる医療機関での接種をお勧めします。
<インフルエンザワクチンが接種できない場合>
・発症したら速やかに抗インフルエンザ薬を服用する
・インフルエンザの方と濃厚接触したら、速やかに抗インフルエンザ薬を予防的に服用する
全般的なインフルエンザワクチンに関するQ&Aはこちらへ↓
2022年度のインフルエンザワクチンのお知らせ
まえの内科クリニックからのメッセージ
ワクチンを接種しても100%の予防効果が得られるわけではありませんが、ワクチンを接種すると高熱などの症状が抑えられ、症状が軽く済む傾向にあります。特に妊婦さんでは重症化リスクもあります。予防接種や手洗いうがいなどの感染対策とともにしっかり予防していきましょう。
さいごに、予防接種の効果にはもうひとつ、感染の拡大を抑えるという大切な役割があります。妊婦さん自身だけでなく、一緒に住んでいるご家族もインフルエンザワクチンをぜひ接種しましょう。