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11月14日 世界糖尿病デー

[2022.11.10]

11月14日は世界糖尿病デーです

 

秋はぶどう、柿、りんごなど果物の美味しい季節ですね。糖尿病の糖はおもにぶどう糖が血管の中に増えて、それが長く続くことによって、身体にいろいろな弊害をもたらす病気です。この11月のフルーツの旬の時期に、「フルーツ食べ過ぎてはいけないですよ!」、なんて警告をこめるための糖尿病デーでなのです。っと言いたいところですが、これは全くのでたらめです。

糖尿病とは

本当は、糖尿病の中心的役割を担っているインスリンを発見したフレデリックバンティング氏の誕生日にちなんで1991年に世界保健機構によって決められた日なのです。

 

フレデリック・バンティング

 

 

今年のテーマは「アドボカシー ~偏見にNO!~」

アドボカシーという言葉を聞いたことはありますか?アドボカシー(advocacy)は、日本語では「擁護」とか「支持をする」と訳されています。「社会的に弱い立場にある人達の権利を守る」とか、「主張を代弁する」という意味で広く使われています。

 

日本糖尿病学会と日本糖尿病協会が、糖尿病の正しい理解を促進する活動を通じて、糖尿病をもつ人が安心して社会生活を送り、人生100年時代の日本でいきいきと過ごすことができる社会形成を目指す活動(アドボカシー活動)を展開しています。

 

糖尿病と言われると多くの人はいい気がしないですね。まわりの仲間や会社の上司から注意を受けるのが煩わしかったり、友人たちと食事に行くにも糖尿病を隠している方も多く見えるのが現実です。一方で、医療機関に受診することも会社にいい顔をされないため、定期的な診療を受けれなかったり、または躊躇する方も多くみえます。

 

糖尿病はある程度の規則正しい生活と、必要ならばお薬とで多くの方は良好な経過を維持することができ、そうすれば糖尿病でない方とまったく遜色なく健康な一生を送ることができます。

糖尿病の方がおひとりで治療をしていくのはとても難しく感じています。家族、友人、医療者などのまわりの方々のサポートが必要なのです。シンボルマークがブルーサークルなのもそんな気持ちが込められています。

 

糖尿病をよく知っていただいて、多くの方々と一緒にサポートしていけるような「世界糖尿病デー」になりますよう願ってやみません。

 

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