HPVワクチン「キャッチアップ接種」は9月がラストチャンス【2024年9月号】
[2024.08.26]
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は接種の機会を逃した女性向けに期間を延長する中でキャッチアップ接種が実施されてきましたが、その期間が令和7年(2025年)3月31日で終了します。標準的な接種間隔では完了まで約6ヶ月かかります。キャッチアップ期間内に接種を完了するには、遅くとも令和6年(2024年)9月末までに1回目の接種を開始する必要があります。あなたの未来を守るラストチャンス。この機会を逃さないでください。
なぜ今、HPVワクチン接種が重要なのか?
- 予防可能ながん:子宮頸がんは、ワクチン接種で予防できる数少ないがんの一つです。HPVワクチンは、子宮頸がんの原因の50~70%(9価ワクチンの場合は80~90%)を防ぐことができます。
- 若い世代への影響:子宮頸がんは20代、30代の若い女性にも発症リスクがあります。毎年約10,000人が罹患し、約3,000人が亡くなっています。
- 無料接種の機会:現在、対象年齢の方は無料で接種できます。通常10万円程度かかる接種が、公費で受けられる貴重な機会です。
キャッチアップ接種の対象者
- 平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性
- これまでにHPVワクチンを3回接種していない方
HPVワクチン接種を始めるなら今!
標準的な接種間隔では完了まで約6ヶ月かかります。キャッチアップ期間内に接種を完了するには、遅くとも令和6年(2024年)9月末までに1回目の接種を開始する必要があります。
HPVワクチン接種のメリット
- 子宮頸がんのリスクを大幅に低減
- 将来の健康を守る
- 妊娠・出産への影響を予防(毎年約1,000人が子宮頸がんの治療で子宮を失っています)
検診の重要性も忘れずに
ワクチン接種と併せて、定期的な子宮頸がん検診の受診も重要です。20歳以上の女性は、2年に1回の検診を受けることをお勧めします。ワクチン接種と検診で子宮頸がんの発症をかなり抑えることができます。ご自身だけでなく、ご友人、お子さま、お孫さまにもぜひ伝えていただき、様々な立場で活躍する女性の命が守られるように願います。
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子宮頚がんワクチン