2023年度のインフルエンザワクチンのお知らせ
2023年度のインフルエンザワクチン接種は以下の内容で行います。
受診方法
ご予約は必要ありません。
診療時間内に直接クリニックへお越しください。受付順でのご案内となります。
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接種開始日
10月2日(月)
接種対象者
満1歳以上の方
*生後6か月~1歳未満の方はお電話でご相談ください。
費用
清須市に在住の高齢者、妊婦、子どもにはインフルエンザの公費補助があります。
対象 | 自己負担額 | 公費補助 | 補助回数 |
---|---|---|---|
6か月~13歳未満 |
2,000円/回(※1) |
あり(※2) |
2回まで |
13歳~18歳 妊婦 |
2,500円/回(※1) | 1回まで | |
65歳以上 |
1,000円/回(※1) | ||
19歳~64歳 |
3,500円/回 | なし | 0回 |
(※1)清須市の場合の金額です。愛知県内の他の市町村の方も広域連絡票があれば助成の対象となります。費用はお住いの市町村により異なります。お住いの市町村にてお手続きをしてお越しください。
(※2)公費補助の期間は、2023年10月15日(日)~2024年1月31日(水)です。
持ち物
<全ての方>
・健康保険証
・診察券(お持ちの場合)
<妊婦さん、生後6か月~18歳の方>
・母子健康手帳
・子ども医療費受給者証
・妊婦・子どもインフルエンザ予防接種費助成金交付申請書兼代理受領に関する委任状
(清須市の様式となります。クリニックにも用紙を準備しておりますが、事前にご自宅で印刷して必要事項を記入のうえ持参いただくとスムーズにご案内できます。)
新型コロナワクチンとの接種間隔に関して
当院では、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は行っておりません。互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
予防効果
予防効果が出るのに2週間ほどかかります。
予防効果は5か月間は持続すると言われています。例年、日本ではインフルエンザが12月から3月頃まで流行しますが、今年はすでに流行入りしています。早めの接種をお勧めしています。
よくあるご質問 Q&A
Q.いつまでに接種をするのがいいですか?
A.例年、日本では12月からインフルエンザの流行が始まりますが、2023年度は夏頃からインフルエンザ検査で陽性となる方が出ており、インフルエンザの調査が始まった9月4日にはすでに流行入りしています。そのため、例年より早い時期の接種をお勧めします。
Q.インフルエンザの予防効果はどれくらいあるのですか?
A.インフルエンザワクチンは発症を100%予防できるわけではないものの、ある程度の抑える効果があります。65歳以下の健康な方ではインフルエンザ発病防止に対する有効率は70~90%、65歳以上の健康な方では45%と報告されています。(ワクチンを接種せずに発病した人のうち、45%の人は、ワクチンを接種していれば発病を防ぐことができた、ということになります。)また、発症しても軽い症状にとどめる効果があります。
Q.ワクチンの最も大きな効果はなんですか?
A.重症化を防ぐ事です。お子様ではまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎など、重症になることがあります。厚生労働省は、「65歳以上の健常な高齢者については82%の死亡を阻止する効果があった」と公表しています。
Q.昨年、インフルエンザワクチンを打ったのですが、今年も打った方がいいですか?
A.はい、毎年打った方がいいと考えられます。インフルエンザウイルスにはいくつか種類があり、その中から毎年流行するものを予想してワクチンを作ります。また予防効果は5か月程度で低下してしまいます。そのため、昨年ワクチンを接種した方でも今年のワクチンを打った方がいいと考えられます。
Q.副反応にはどんな症状がありますか?
A.接種した部位の痛み、腫れ、発赤が10~20%の方にみられますが、通常2~3日で消失します。また、発熱、頭痛、寒気、だるさなどが5~10%の方に起こり、こちらも通常2~3日で消失します。ワクチンに対するアレルギー反応としては、かゆみ、発赤、じんま疹がみられる事があります。その他に、急性脳症、けいれん、肝機能障害などの非常に重い副反応の報告がまれにありますが、ワクチンとの因果関係は明らかになっていません。
Q.接種した日は運動をしてもいいですか?
A.接種する前の運動は可能です。接種した後の激しい運動は控えましょう。
Q.接種した日はお酒を飲んでもいいですか?
A.少量であれば問題ないと言われています。お酒に弱い方は接種前後は飲酒を控えましょう。
Q.接種した日は入浴してもいいですか?
A.入浴は問題ありませんが、接種した部位を強くこすらないように気を付けましょう。
Q.熱やかぜ症状があっても接種はできますか?
A.37.5℃以上の明らかな発熱や、咳・鼻水などの風邪症状がある場合は予防接種は受けられません。また、二日酔いや体調不良がある方も受けない方がよいでしょう。
よくあるご質問Q&A(妊婦・授乳中・お子さんの皆様へ)
Q.何歳から接種できますか?
A.当院では生後6か月から受け付けておりますが、生後6か月~1歳未満の方は、お手数ですが一度お電話でお問合せ下さい。
Q.接種回数は何回ですか?
A.生後6か月~13歳未満は2回、13歳以上は1回接種を推奨しています。13歳未満のお子様の場合、1回接種では十分な免疫がつきにくく、2回接種でより高い抗体が得られるため、2回接種が推奨されています。
Q.1回目と2回目の接種間隔はどれくらい空ければいいですか?
A.原則として2~4週間程度の間隔が必要ですが、3~4週間程度の間隔を空けた方が免疫を付ける効果が高いと言われています。
Q.1回目と2回目の間隔が空きすぎてしまいました。2回目は打つ意味がありますか?
A.4週を過ぎても8週目くらいまでは2回目接種することによる効果が期待できます。できるだけ早めの接種をお勧めします。
Q.1回目の時に12歳で、2回目の時に13歳になります。2回目は打った方がいいですか?
A.1回目の時に12歳であれば、12歳として考えるため2回接種で問題ありません。2回目も清須市の補助1000円が使えます。
Q.妊娠中でも接種はできますか?
A.妊娠中の全ての時期において接種できます。妊婦さんは免疫力が低下しており重症化しやすいため、ワクチン接種が勧められています。インフルエンザワクチンは病原体の毒性をなくした不活化ワクチンであるため、胎児に悪影響を及ぼしたという報告はありません。また、妊娠後期に接種すると、産まれた赤ちゃんにもしばらく抗体が引き継がれると言われています。
Q.授乳中でも接種はできますか?
A.授乳中でも接種できます。インフルエンザワクチンは病原体の毒性をなくした不活化ワクチンであるため、母乳を介して乳児に悪影響がでることはありません。ただし、母乳を介して乳児にインフルエンザの予防効果もつきません。
Q.卵アレルギーがある場合、ワクチンは接種しない方がいいですか?
A.卵アレルギーの場合でも症状が軽ければ、接種できる場合もあります。卵で蕁麻疹や嘔吐下痢などの全身症状が出たり、アナフィラキシーを起こした事がある方、卵を完全除去している重篤なアレルギーの方は当院では接種を控えさせていただいています。接種を希望される方は皮内テストが実施でき、アレルギー反応が出現した際に対応のできる医療機関での接種をお勧めします。
<インフルエンザワクチンが接種できない場合>
・発症したら速やかに抗インフルエンザ薬を服用する
・インフルエンザの方と濃厚接触したら、速やかに抗インフルエンザ薬を予防的に服用する
まえの内科クリニックよりメッセージ
去年、一昨年はインフルエンザが流行しませんでしたが、今年は夏休み明けの9月から学級閉鎖がでるほど流行しています。引き続き、予防接種や手洗いうがいなどの感染対策でしっかり予防していきましょう。
さいごに、予防接種の効果にはもうひとつ、感染の拡大を抑えるという大切な役割があります。ご家族やご友人、免疫力の低い方々に感染を広げないためにも、ご紹介した効果的な接種時期などを参考に、インフルエンザ予防接種を受けましょう。